道院からのお知らせ
2018年10月 道院長の一言
合掌、「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものですね、猛暑から一転、急に涼しくなってきました。然し乍らこの季節の変わり目は、急激な気温の変化に体がついて行けず、更に、夏の疲れが残っていたりします。先ずは、ゆっくりと身体を休めて、スポーツ・食欲の秋を楽しめる余裕を持ちたいものです。
10月の二十四節気は、寒露 (かんろ・10/8頃)、霜降 (そうこう・10/23頃)と露が結び初め・霜が降りて、秋本番です。月の後半は少し足を延ばし紅葉狩りも良いですね、気分転換して心を休めるのも大切です。
さて、祖師・達磨大師の命日は旧暦の10月5日です。金剛禅総本山少林寺及び各道院では、その前後に、達磨大師の遺徳を偲び、不撓不屈・自己確立の教えのもとに己の一層の精進を誓う達磨祭を行います。
達磨大師の教えられた座禅行と易筋行、釈尊の正脈の教えを私たちも受け継いで修行に励んで行きましょう。
因みに当道院は11月3日に第十小教区合同で開催します。
毎日の流れの中で、ふと立ち止まり、達磨大師の教え「二入四行論(ににゅうしぎょうろん、思想・修行論)」や、「直指人心見性成仏(じきしにんしんけんしょうじょうぶつ、自分の心に問いかけて、自分の本当の姿、仏心仏性を看て取れという禅の悟りに至る道)」を学ぶのに良い機会かもしれません。
自分を見つめ直しましょう、その上で、変わろうと思う気持ちがあれば、人はいつでも自助努力で変われます。変わろうとするその心を持って行動することが重要と考えます。
結手